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「言ってもいいのかな」心愛さんに抵抗感 児相一問一答 - 朝日新聞

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件で、県柏児童相談所が5日、県庁で記者会見を開いた。主なやり取りは次の通り。

 ――心愛さんが父親に手紙を書かされたと認識したのはいつか

 (2月26日に)父親から手紙を見せられた時点でそうした考えを持った。本人に確認したのが3月19日

 ――疑問を持ったのに心愛さんを親族宅から両親の元に戻し、3週間近く放置したのはなぜか

 調査の時期に、担当者に他の緊急対応ケースが入って派遣できなくなった

 ――手紙を本人が書いたかどうか確認せずに両親の元に戻したということか

 確認せずに帰した

 ――自分の意思ではない手紙を書かせるのは虐待ではないか

 非常につらいものだったと思う。虐待として捉えていく必要があった。身体的虐待ということで継続的に対応してきたので、その判断に引っ張られていた。心理的虐待にも重きを置いて再評価すべきだった

 ――手紙を書かされたと打ち明けたのは、心愛さんが助けを求めていたということではないのか

 書かされたかどうか確認した際、心愛さんは「言っていいのかな」と抵抗感を示していた。ただ、家庭から離れたい、別のところで生活したいという意思までは認識しなかった

 ――児相は2日後の2月28日…

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