海洋研究開発機構は8日、紀伊半島沖で海底を掘削している地球深部探査船「ちきゅう」について、目標としていた南海トラフのプレート境界断層への到達を断念すると発表した。地層の形状が複雑で掘削が難航し、海底下約5200メートルの断層に到達するのは技術的に不可能と判断した。 ちきゅうは昨年11月、すでに海底下約3000メートルまで掘削してあった穴を使ってドリル掘削を開始。12月7日には、科学掘削の世界記録を更新する海底下3262.5メートルに到達した。しかし、穴を補強するパイプを入れるためにドリルをいったん引き上げた後、それまで掘削していた穴にドリルを戻せない事態が5回にわたって発生した。穴が崩れたり、ドリルが引っかかったりしたことが原因とみられる。 海洋機構は当面の目標を、地震を引き起こすひずみをためているとみられる地層の岩石採取に変更した。倉本真一・地球深部探査センター長は「残念だが、今の技術でこの複雑な地層を掘ることはできない」と話した。【池田知広】 Let's block ads! (Why?) via トップニュース - Google ニュース http://bit.ly/2GBiCU9 | | If New feed item from http://ftr.fivefilters.org/makefulltextfeed.php?url=https%3A%2F%2Fnews.google.com%2Frss%3Fhl%3Dja%26gl%3DJP%26ceid%3DJ | | Unsubscribe from these notifications or sign in to manage your Email Applets. |
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