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参考人出席で与野党攻防=更迭幹部の扱い焦点-統計不正(時事通信) - Yahoo!ニュース

 厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査をめぐり、野党は6日の参院予算委員会で、統計担当だった幹部職員らの出席を強く要求した。

 政府・与党は「傷口」の広がりを警戒し、拒み続ける構えだが、野党は全容解明には出席が欠かせないとの立場。参考人をめぐって当面、与野党の攻防が続きそうだ。

 「政府参考人の出席要求が全て拒否された」。予算委で立憲民主党の石橋通宏氏は不満を示した上で、根本匠厚労相や統計制度を所管する石田真敏総務相の答弁は不明確だと批判。「まともな質疑ができていない」と憤ってみせた。

 石橋氏が出席を求めたのは、統計担当の厚労省前政策統括官で1日付で更迭された大西康之氏をはじめ、厚労省が原因究明に向けて設けた特別監察委員会の樋口美雄委員長、総務省統計委員会の西村清彦委員長ら。

 野党は特に大西氏を「実態解明のキーマン」と見ているが、与党は官房付への異動を理由に「担当ではない人に答弁させたらおかしなことになる」(自民党幹部)と拒否している。

 野党はこの日、根本厚労相と石田総務相、大西氏の後任の政策統括官に対し、不正の経緯などを細かくただした。根本氏らは答弁に窮したため、頻繁に審議が止まった。国民民主党の足立信也氏が「参考人を呼ばないからこうなる」と皮肉る場面もあった。

 野党は予算委と並行して開いた国対委員長会談で、与党が大西氏らの出席に応じない限り、2019年度予算案などの審議に入るのは難しいとの認識で一致。立憲の辻元清美国対委員長は記者団に「隠さずに出すのが第一歩だ」と訴えた。

 この日の予算委では、根本氏が昨年12月20日に不正を把握しながら厚労省常設の監察チームの外部有識者に年明けまで連絡していなかったことが判明。一方、ルール違反の抽出調査を採用した背景を厚労省は「都道府県担当者からの要望」と説明していたが、当事者の東京都は6日、要望した事実は確認できなかったと発表した。

 不正調査の真相解明はほど遠い状況で、4月の統一地方選や夏の参院選への影響を懸念する自民党内からも「大西氏を出さないと国民は納得しない」(閣僚経験者)との声が出ている。 

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