| 【ワシントン=黒瀬悦成】ポンペオ米国務長官は2日、中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄するとロシアに正式通告したと声明で発表した。米国は同日付で条約の義務履行を停止。条約で定められた6カ月の猶予期間にロシアが条約を順守しなければ、条約は8月初旬に失効する。 声明は「米国が(条約順守を)重ねて働きかけたにもかかわらず、ロシアは地上発射型巡航ミサイル『9M729』(西側通称SSC8)の条約違反を否定してきた」と指摘し、「ロシアが公然と条約に違反している以上、米国はもはや条約に制限されないと結論づけた」とした。 その上で、ロシアが今後6カ月の間に9M729ミサイルと発射装置、関連装備を全て廃棄し、「全面的かつ検証可能」な形で条約順守に回帰しなければ失効すると宣言した。 声明はさらに、「条約違反には代償が伴う」と警告しつつ、「米国は自国や同盟諸国の安全を高め、検証可能で強制力があり、責任をもって義務を履行する参加国を取り込んだ、効果的な軍備管理に関与し続けていく」とし、新たな核軍縮の枠組みを希求していく姿勢も打ち出した。同時に米国がロシアと新たな軍備管理交渉を行う用意があると表明した。 INF条約は、射程500~5500キロの地上配備型の短・中距離核ミサイルが対象。ロシアは問題の9M729ミサイルは「射程が480キロしかない」と主張している。 Let's block ads! (Why?) via トップニュース - Google ニュース http://bit.ly/2DRpTxa | | If New feed item from http://ftr.fivefilters.org/makefulltextfeed.php?url=https%3A%2F%2Fnews.google.com%2Frss%3Fhl%3Dja%26gl%3DJP%26ceid%3DJ | | Unsubscribe from these notifications or sign in to manage your Email Applets. |
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