【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は5日夜(日本時間6日午前)、連邦議会の上下両院合同会議で一般教書演説を行った。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との2回目の首脳会談について「今月27、28日にベトナムで」実施すると表明。対北朝鮮交渉を自ら主導する考えを強調した。また公約のメキシコとの「国境の壁」建設を「私が実現する」と改めて主張した。 一般教書演説は大統領が今後1年間の内政・外交の施政方針を説明するもの。就任後2回目となった演説でトランプ氏は「朝鮮半島の平和に向けた歴史的な前進を続ける」と述べ、北朝鮮問題への関与姿勢を維持する考えを示した。「私が大統領でなければ、北朝鮮との戦争に突入し数百万人が犠牲になっていたと思う」と述べ、米朝間の緊張緩和を成果として誇った。 また今回は、昨年11月の中間選挙で野党・民主党が下院で多数を握って以降、初の議会演説。「国民は2党による統治でなく一つの国家としての統治を望んでいる」と述べ、党派を超えた協力の必要性を訴えたが、政権の最重要課題である壁建設については、妥協しない姿勢を鮮明にした。 さらに不法移民に家族を殺害された米国人の体験も紹介し、国境警備強化の必要性を指摘。壁予算を巡っては現在、与野党が協議中で15日までに合意できなければ、昨年12月~今年1月に続き政府機関が再び一部閉鎖に追い込まれる恐れがあるが、民主党は態度を硬化させたままだ。 外交・安全保障分野では、トランプ氏は「偉大な国家は終わりなき戦争はしない」と述べ、シリア、アフガニスタンに駐留する米軍の撤収に意欲を見せた。「『米国に死を』と唱え反ユダヤ主義を掲げる政権から目をそらすことはない」として、イランとの対決姿勢も鮮明にした。政情不安の続くベネズエラに関してはマドゥロ政権に退陣を改めて要求。離脱を表明した米露の中距離核戦力(INF)全廃条約に関し、中国を含めた後継となる新条約締結の可能性に言及した。 貿易摩擦が激化する中国に対しては「不公正な貿易慣行をなくすための構造的改革」を求めた。 トランプ氏は大規模インフラ整備方針や医療費削減など民主党が協力しやすい政策課題も掲げ「対立解消」の印象付けを狙ったが、演説が米政治の停滞打開につながるかは不透明だ。 Let's block ads! (Why?) via トップニュース - Google ニュース http://bit.ly/2SuymOT | | If New feed item from http://ftr.fivefilters.org/makefulltextfeed.php?url=https%3A%2F%2Fnews.google.com%2Frss%3Fhl%3Dja%26gl%3DJP%26ceid%3DJ | | Unsubscribe from these notifications or sign in to manage your Email Applets. |
0 Response to "トランプ大統領「国境の壁、私が実現」 一般教書演説「一つの国家としての統治を」 - 毎日新聞 - 毎日新聞"
Post a Comment