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千葉の小4女児虐待死 父、虚偽書面書かせる 児相「強要の可能性認識」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

栗原勇一郎容疑者が長女に暴行を加えたとみられる現場のアパート(奥)=千葉県野田市山崎で25日午後5時50分、橋口正撮影

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件で、一時保護解除後の2018年2月、父勇一郎容疑者(41)が心愛さんに「お父さんにたたかれたのはうそ」「4人で暮らしたい」などと書かせた書面を柏児童相談所に提示していた。児相が取材に明らかにした。児相はその翌々日、心愛さんに確認しないまま自宅に戻す決定をしており、専門家は児相の対応を批判している。

 心愛さんが17年11月、学校のいじめアンケートに「お父さんにぼう力を受けています」と記入したことから、児相は一時保護した。心愛さんは暴力について具体的に話したが、勇一郎容疑者は認めず、児相は同12月、勇一郎容疑者と引き離して同市内の父方の親族宅で暮らすことなどを条件に保護を解除した。

 児相によると、さらに心愛さんを自宅に戻すか判断するため、18年2月26日に職員が親族宅で、心愛さんを同席させずに勇一郎容疑者と面会。勇一郎容疑者は「今日にも連れて帰る」と強い口調で迫り、心愛さんが書いたとする書面を提示した。書面には「お父さんにたたかれたというのはうそです」「児童相談所の人にはもう会いたくないので来ないでください」「(父、母、妹と)4人で暮らしたいと思っていました」などと書かれていたという。

 児相は心愛さんに自分の意思で書いたのか確認しないまま、28日に自宅に戻す決定をした。心愛さんは3月上旬、自宅アパートに戻った。ところが同月下旬、児相職員が小学校で心愛さんと面会して確認したところ、「父親に書かされた」と打ち明けたという。

 児相は取材に「最初から書かされた可能性があるとは思っていた」と釈明したうえで、「父親が虐待を認めない中、自宅に戻すことはリスクと考えたが、学校内での見守りができており、何かあればすぐに介入できる体制をとっていたことから、総合的にみて自宅に帰した」としている。

 だが、児相は心愛さんが自宅に戻った後、一度も自宅訪問せず、勇一郎容疑者への面会もしなかった。学校に約1カ月間姿を見せなくなったことを知った後も訪問せず、心愛さんは1月24日深夜、自宅浴室で死亡しているのが見つかった。【町野幸、斎藤文太郎】

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