千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、千葉県警が4日、傷害容疑で逮捕した母親のなぎさ容疑者(31)は、心愛さんに対する傷害容疑で逮捕された父親の勇一郎容疑者(41)からのドメスティックバイオレンス(DV)が疑われる被害者でもあった。
夫の勇一郎容疑者が逮捕された際、県警の任意の事情聴取に「夫は夜中に娘を起こして立たせることがあり、ずっと立たせるのはやめてと言ったが、聞いてもらえなかった」と話していた。
一家は平成29年8月までなぎさ容疑者の実家がある沖縄県糸満市に住んでいた。一家の転居に際し同市は野田市に対し、勇一郎容疑者がなぎさ容疑者に「支配的」とし、「外出や携帯電話のチェックをしている」などとしてDVが疑われるとの情報を提供していた。
糸満市で近所に住んでいた女性(65)は「心愛さんが小さいときから母親はふさぎ込みがちだった。(勇一郎容疑者は)結婚前は優しかったのに、結婚後、急に様子が変わったことが原因だと聞いた」と話す。
その後、野田市立小に転校した心愛さんが29年11月、「お父さんにぼう力を受けています」「先生、どうにかできませんか」などと回答した学校アンケートをめぐり、勇一郎容疑者が昨年1月、アンケートを見せるよう学校に詰め寄った際には、なぎさ容疑者も同行。その後、勇一郎容疑者は心愛さんが書いたとされる同意書を市教委側に提示したが、その内容に間違いないと確認したのはなぎさ容疑者だった。
心愛さんはこの直後に野田市内の別の市立小に転校。近所では「子供の足ではとても歩いて通えない」(近隣住民)という小学校まで車で心愛さんを送り迎えするなぎさ容疑者の姿がたびたび目撃されていた。
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